吉祥寺 ハモニカ横丁 ヤミ市横丁研究所






Last updated 2017-01-15

吉祥寺「ハモニカ横丁」とは

Photos By Yoshinobu Satake



 “住みたい街 No.1”。吉祥寺という街を紹介するときに、最も多く用いられる言葉ではないだろうか。
新宿から中央線で15分。区部に隣接するこの街は、老若男女に親しまれ、平日でもお祭り騒ぎのような賑わいだ。
20代女性を主要読者とした情報誌「Hanako」は、定期的に吉祥寺特集を組んでいるが、
この吉祥寺特集号の売り上げが最も多く、抜群の売上を記録している。

1980年代、吉祥寺駅周辺の都市開発により、伊勢丹、東急、近鉄、丸井、西友などの百貨店が次々と建った。
街全体が近代化する中で、1人後れを取ったハモニカ横丁は吉祥寺の“お荷物”と見なされることもあり、
商店街関係者は肩身の狭い思いをしていたこともあったと聞く。

しかし、1990年代後半より、「ハモニカキッチン」というモダンで斬新な飲食店のオープンが起点となり、
それまで横丁を利用することが少なかった20代を中心とした若者が利用するようになり、流れが変わった。
近年、情報誌で吉祥寺特集が組まれたものを見ると、ハモニカ横丁のコーナーが多く設けられ、注目を集めいていることが分かる。
テレビ、新聞、雑誌で取り上げられるだけでなく、独特の風情を感じさせることから、映画やドラマの舞台になることも多い。
かつて“お荷物”だったハモニカ横丁は、今では吉祥寺を代表するランドマークとなり、吉祥寺に不可欠な存在となった。

普段、歩いているだけでおもしろいハモニカ横丁。
だが、ここを調べてみると、歩いているだけでは決して分からない、予期しない歴史や内部組織の構成など、興味深い事実が分かってきた。
ここではその調査結果の一端をご覧いただきたい。