新潟「人情横丁」 ヤミ市横丁研究所






Last updated 2017-03-29

第4回 新潟市「人情横丁」




2007年に政令指定都市の仲間入りした、新潟市へでやって参りました(今回は石榑と井上のみ)。
東京駅から上越新幹線にて乗り換えなしで2時間。角栄様~!!

まずは駅ビル内にて新潟名物「へぎそば」で腹ごしらえ。
そば屋を出てさっそく街を歩くと、伊勢丹、三越はあるし、なかなかイイ金取る立駐はあるし、
海外ブランドの路面店はあるし、ジュンク堂もあるし・・・都会であります。
R0010123.JPGアーバン。


新潟駅周辺の中心市街地といいますと、まずは歴史ある広大な飲み屋街・古町があがります。
この古町エリアは近年、金沢に本社を構える大和百貨店や地元の老舗書店が相次いで撤退するなど悪いニュースもありますが、
一方では空き店舗に若者の個性的なお店がちらほらでき始め、おもしろい現象が起きています。
・・・というかいい飲み屋さんはたくさんあって賑やかだし、そもそも衰退があまり実感できないくらいであります。


人情横丁周辺地図




PB060007.JPG古町の路地にて
そんな古町地区にもありました、ヤミ市横丁が。
その名も「人情横丁」。
かつてお堀だった場所を、戦後新潟市が埋め立て、
周辺の通りで営業していた露店商たちが移転してきたことがはじまり。
当時生鮮食品が中心の食料品店ばかり約80軒が軒を連ねていたという。


この横丁の大きな特徴は、そのかたち。
普通、横丁と言えば一本の路地の両側に
間口の狭いお店が並ぶ街並みを想像しますが、
この人情横丁は両側のお店が隙間なく背を向け合って並び、長細い街区を成している。
終戦直後は生鮮食料品店ばかりだった人情横丁だが、今では多種多様なお店が並ぶ。
歩いていると、魚の干物屋や蕎麦屋などの老舗もあれば、
ベーグルのお店や、カフェ、洒落た雑貨屋さんなどの新しいお店も多い。
終戦直後からの営業者は数を減らす一方で、それに入れ替わるように、
この横丁に魅力を見出した新しい世代が次々と出店しているようだ。


R0020643.JPG古町にはいい飲み屋がたくさんあって困った。新潟の古町界隈の飲み屋街はおもしろいが、もう成熟している。
一方で、この人情横丁は新旧が混在している感じで、
まだまだこれから何かやってくれそうな、そんな将来性のある商店街に思えた。
これからも人情横丁には注目していきたい!

他にも新潟市には、古町エリアより新潟駅よりの万代エリアに駅前有楽地という不思議な横丁が存在した。
こちらに関しては有力な情報なし!
また新潟市には調査に来る必要がありそうだ。



調査の道中、新潟のうまい日本酒、海の幸、温泉などなど堪能した。
しかし・・・このラーメンは本当においしかった。
新潟最強のB級グルメ、燕三条系ラーメン。
R0020641.JPG燕三条系ラーメンうますぎる。