
呑めば、都 ―居酒屋の東京―
マイク・モラスキー著 (筑摩書房)
一橋大学大学院教授を務める傍ら、プロのジャズピアニストでもあるという多彩な才能を持つマイク・モラスキー先生による新著。東京の町歩き・呑み歩き体験を踏まえたエッセイ集。幅広い実地調査と文献などの研究を背景に、東京の歴史的変遷や、居酒屋の文化的な位置づけを考察する、異色の一冊。
マイク・モラスキー
1956年米国セントルイス市生まれ。1976年に初来日し、延べ20年日本滞在。シカゴ大学大学院東アジア言語文明学研究科博士課程修了(日本文学で博士号)。ミネソタ大学教授を経て、現在、一橋大学社会学研究科教授。2006年、『戦後日本のジャズ文化』でサントリー学芸賞受賞。

都市の戦後 雑踏のなかの都市計画と建築
初田 香成 著 (東京大学出版会)
ヤミ市研究でお馴染み、東京大学の初田先生による初の単著です。以下出版社の紹介文より転載。
終戦から60年代までを軸に,「戦災復興」「不燃化運動」「都市再開発」の3つの主題から,インフラ整備だけではなく,一元的な視点には還元できない多様な主体が交錯する社会的運動として都市計画と建築建設を描き出し,そこから浮かび上がる戦後「都市」の可能性に迫る.
初田 香成
1977年東京都生まれ。2001年東京大学工学部都市工学科卒業。2008年同大学大学院工学系研究科建築学専攻博士課程修了。現在、東京大学大学院工学系研究科特任助教。博士(工学)。

居酒屋ほろ酔い考現学
橋本 健二 著 (毎日新聞社)
居酒屋考現学でお馴染み、武蔵大学社会学部教授・橋本健二先生による居酒屋研究。戦後のヤミ市に関する記述が多く、貴重な写真も数多く掲載されている。この本のテーマを元に、NHKの視点・論点でも登場されている。
橋本 健二
1959年石川県生まれ。東京大学大学院博士課程単位取得退学の後、静岡大学助教授を経て、2002年より武蔵大学社会学部教授。専門は、理論社会学および階級・階層論。

まぼろし闇市をゆく 東京裏路地「懐」食紀行
藤木TDC、ブラボー川上 著 (ミリオン出版)
ただの食べ歩き本と思ったら大間違い。都内を中心に数多くのヤミ市横丁でフィールドワークを行いつつも、役所や図書館での文献調査を元に、横丁の形成史にも触れている。とても貴重な参考資料。この本は文庫化され、続編も出版されている。ヤミ市横丁入門書。
藤木 TDC 昭和37年生まれ。東京都北区在住。文章請負業自営。
ブラボー川上 昭和36年生まれ。神奈川県出身。現在風俗ライターとして活躍中。
